通勤時間の有効利用を考える前に
Bさんは、通勤時間を有効に利用できないということに気付いた後、引越しを決意します。 なぜ引越しをするのか…ということについて、Bさんはこのように考えました。
・通勤時間を有効に利用する…のではなく、通勤時間そのものを減らすことで自由になる時間を増やし、その部分を勉強時間に充てた方がよいのではないか。
・通勤時間を短くするということは、都心に引っ越すということだが、その分現在の住居より家賃が高くなる。
・通勤時間が短くなった分を時間に換算して、その分の家賃の上昇であれば、問題ない。
つまり、時間をお金で買う…という発想です。 少々家賃が高くなってもいいので、通勤にかかる時間を少なくし、その分の時間を勉強時間に充てようと考えたのです。 Bさんはまず、勤めている会社の近くに、物件を探すことから始めました。 現在住んでいる郊外の物件は、1LDKで家賃が管理費・共益費込みで、ちょうど6万円です。 少々高くてもいいので、会社の近くにいい物件は無いか…ということで探し始めたのですが、そこはやはり都心です。 家賃の相場は安くても1DKで6万5000円~といった感じで、理想の部件がなかなか見つかりませんでした。 1Kでそれくらいの金額ということですから、さすがに1LDKは7万5000円~ということになってしまいます。 現在住んでいる場所より2万円も高い物件相場にBさんは躊躇してしまいましたが「時間をお金で買う」ということを念頭にちょっと計算してみると、意外にコストパフォーマンスは悪くないということに気がつきました。
結局、Bさんは会社から歩いて15分ほどのところに家賃7万5000円、共益費1000円の1LDK物件を探し出しました。 1LDKとはいっても、以前に住んでいた1LDKより若干専有面積が狭い1LDKですが、やはり都心部の物件ということもあってかカウンターキッチンなどのオシャレな間取りなので、とても気に入っています。 家賃は以前の物件よりも1万6000円ほど高いのですが、往復の通勤時間に2時間半以上かかっていたのが、今は往復でも30分で住んでいますから、時間にして1日約2時間の短縮です。 月の平均勤務日数を20日で計算すると、40時間もの有益な時間が出来たわけです。 1万6000円を40で割れ場400円。 Bさんは1時間を400円で購入したと割り切ることにしました。
この時間を勉強時間に充てれば、資格手当がでる資格をいくつも取れそうです。 「損して得取れ」ではありませんが、Bさんの決断は正しかったようです。