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通勤時間を有効利用できるか。

企業で働く社会人にとって、一番無駄な時間と言えば「通勤時間」であることは間違いないでしょう。 この「無駄」をいかに無くすか…というのが、出世競争に生き残るための重要事項などと言われたこともあります。 最近は、通勤時間を利用して資格試験の勉強を…というエデュケーションブームですから、「少しくらい通勤時間が長くても…」という方も多いのではないでしょうか。 しかし、実際には次にあげるBさんのように、勉強なんてほとんど出来ないというのが現状のようです。 そういうことであれば、通勤時間を無駄にせず自宅で勉強をした方がいいとBさんは考えたようです。

Bさんは、都内の企業に勤める会社員です。 Bさんは東京郊外に住んでいて、会社への通勤時間は電車で1時間ほどかかるそうです。 Bさんの勤める会社は、資格取得を奨励していて、取得した資格によって給料が大きく変わったり、出世にも影響をする…というような会社です。 具体的にいえば、「TOEICテスト700点以上の英語力がなければ、どれだけ社内での成績が良くても課長職以上には上がれない」なんていう規則があったりします。 課長職なら700点以上、部長職なら760点以上…といって感じで、具体的に数字が設定されていて、それをクリアしなければ、出世は見込めないというわけです。

そんな企業に勤めているわけですから、当然同僚も資格取得には前向きで、みんな通勤時間を利用して勉強をしているそうです。 もちろん、Bさんだって出世したくないわけではありませんから、同僚に負けないようにと通勤電車の中で勉強をしようと試みました。 しかし、朝のラッシュはそんなBさんのやる気を根こそぎ奪うほどハードなものなのです。

朝の通勤ラッシュ時の電車に乗ったことがある方なら分かると思いますが、とにかく朝の電車内は「戦場」のような状態です。 力を抜いて建っていても、倒れることはありません。 手を動かすのもやっとな状況ですから、通信教育のテキストを広げるなんてとんでもない。 しかも、そういった通信教育のテキストは、たいていA4サイズと大きめに作られていますので、とにかく邪魔です。

「通勤時間の30分で、あなたもTOEIC700点!」

そんな広告に踊らされて教材を購入していたのはいけれど、ほとんど勉強する暇なんて無いというのが現状です。 さらに、英語のような語学系だけなら通勤時間を利用してリスニング中心の勉強をすることも出来ますが、他の資格関係ということになるとそういうわけにはいきません。

結局、Bさんは購入した教材をほとんど進めることができませんでした。